ネクタイの種類
クラバット
ネクタイは、ネック(首)とタイ(締める)から作られた
複合語となりますが、このネクタイの発祥となった国、
フランス語でのネクタイを意味する呼び方がクラバットとなります。
ネクタイの発祥は、17世紀のはじめにクロアチア騎兵が、
パリにやってきた際、その首元に巻かれていたリネンのスカーフ
が、その後パリの女性たちの間で愛用されたことから。
最初は、この白い布のことをクロアチアと呼んでいたのですが、
フランス士官たちの間で、流行する頃には、「クラバット」と
呼ばれるようになり、現在もそのように呼ばれています。
タイドアップなスーツ、ジャケットには欠かせないネクタイは、
フランスのクラバットが語源とされています。
ウールタイ
ウールを素材としたネクタイのことで、スーツをオーダー
する際に、ジャケットとスラックス、ベストそれに
共生地で仕立てるウールタイを加えたこだわりの
スリーピーススーツというスタイルもオーダーなら可。
ネクタイは主にビジネス向きに使われるシルクや、シルクと
合成繊維の混紡、またはポリエステル等の合成繊維のみで
正バイアスにカットした布地を用いて作られますが、
カジュアルな装いには、ウールタイが最適。
また、カントリー調のジャケットやスーツには、
ざっくり感のあるツイードなどを用いて作ったネクタイが
その雰囲気を出すのには適しています。
また、ハリスツイードなど厚地のジャケットをタイドアップ
して着用する際にも、少し薄手なホームスパンやヘリンボーン柄
などのツイード生地で作られたウールタイはとても良く似合います。
※産地や糸種などによりバラエティが多く、ジャケットやコート、
ボトムスなどカントリー調の衣服などに用いられる。
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