バックル・ストラップド
モンクストラップに代表されるような、靴のディテール
デザインとしてよく使われるもので、
靴甲部分などに取り付ける持ち出し、ストラップ、
ベルトが金具止めまたは尾錠止めとなったもの。
バックルベルトとも言われます。
アイビースラックスの特徴的なデザインとされる
パンツ後ろや脇に付けられる、後ろ尾錠、脇尾錠などの
トラウザーズバックルと同じような作り方に
なっています。
モンクストラップに代表されるような、靴のディテール
デザインとしてよく使われるもので、
靴甲部分などに取り付ける持ち出し、ストラップ、
ベルトが金具止めまたは尾錠止めとなったもの。
バックルベルトとも言われます。
アイビースラックスの特徴的なデザインとされる
パンツ後ろや脇に付けられる、後ろ尾錠、脇尾錠などの
トラウザーズバックルと同じような作り方に
なっています。
ひも結びの総称で、ひも締め、編み上げのこと。
レースアップフロントといって、シャツやドレスの
開き部分や、スラックスの前開き部分を鳩目穴や
ループなどで装飾し、ひも締め・編み上げした
デザインとして用いられます。
衣類のほか、編み上げのタイプで履く靴や
ブーツもレースアップと呼ばれます。
鳩目穴などを使ってレースアップのデザインで
作られたシャツや靴は、デザイン性に優れているほか
機能的には通気性が良いのもメリットのひとつとして
上げられます。
外羽根式や内羽根式で作られる、ヒモ靴の
ヒモ止め部分の内側には「ベロ革」や「タン(舌)」、
「舌革」と呼ばれる、砂、ホコリ、水などを防ぐため
革が付けられていますが、ベローズタンは、その「ベロ革」の
両脇に付けられたヒダのこと。
ベローズタンは、ハイキングやトレッキング用の
靴にも便利で機能的な必須のデザインのひとつです。
外羽根式の靴は、ダービーともいわれ、羽根が大きく
開くタイプの靴なので、着脱がしやすくどちらかと
いえば、活動的なシーンによく合い、内羽根式の靴は、
すっきり見えるシルエットから、式典、イベントなど
儀礼的なシーンに合うとされています。
はっきりとした使い分けはありませんが、営業スーツ
向きな外羽根式、フォーマルスーツ向きの内羽根式の
靴デザイン。
ヒモ止め靴の型式のひとつで、履き口が外に開く
タイプのヒモ靴のこと。
ビジネススーツにも多く合わせられるメンズシューズの
形で、靴甲・アイレットのあるヒモ止め部分に開きが
できない「内羽根式(バルモラル)」に対して、履き口が
外に開く「外羽根式(ブラッチャー)」と呼ばれるほか、
「ドンビ」と俗称されることもあります。
1810年、ナポレオンのモスクワ侵攻の際、プロシア
陸軍のブルーチャー将軍が軍用靴に用いたことから、
英語読みで「ブラッチャー」とされたのが名前の由来。
イギリスでは、外羽根式靴の鳩目部分の履き口のデザインが、
競馬出走時のゲートに似ていることから、「ダービー」と
呼ばれます。
靴のV字型に開く履き口が、アイレット(鳩目穴)のヒモ止めで
締めることで、開きなく閉じる靴の形式のこと。
靴の履き口が外に開くタイプの外羽根式(ブラッチャー、ダービー)に
対して内羽根式と呼ばれるもので、靴甲をヒモ止めする
オックスフォードシューズの正統派スタイル。
その履きやすさと見た目のデザインより、外羽根式は活動しやすい
アクティブな形式、内羽根式は儀式的なイベントに向いている
と考える人が多いです。
この靴型は、19世紀の中ごろイギリスのビクトリア女王の
ご主人であるアルバート公が、英国王室の御用邸があった、
スコットランドのバルモラル城で好んで履いていたことから。
20世紀になって広まったもの。
バルモラルシューズ、バルシューズと呼ばれているのが、
このタイプの靴のことになります。
タイトめに作られたスラックスの裾口に合わせやすい
靴型。
※17世紀中ごろ、英国のオックスフォード大学の学生の間で
長いブーツを廃して短い靴をはいたことから名づけられ、
19世紀になって、今日のようなひもつきの短靴のことをよぶようになった。
紳士用、婦人用、子供用がある。
外羽根式や内羽根式など靴甲部分をレースアップで
締めるタイプの靴の、ヒモ止め部分(スロート)の
下に付けられる革のことで、舌革ともいわれます。
ビジネススーツにもおなじみなオックスフォードシューズ
には必須の砂除け、水除け、ホコリ除けなどのために
付けられる靴デザイン。
外羽根式の靴は別名にブラッチャー、ダービーといわれる、
ヒモ止めが外に開いたタイプの靴になるため、タンは
大きく長めのものが付けられ、内羽根式(バルモラル)の
ものは、その構造上小さめのタンが付けられます。
靴甲、つま先革の中央にタテに縫い目を入れた
靴の総称で、伝統的な紳士靴、なかでもヨーロピアン調
の靴に多いデザイン。
センターシームのシームは、縫い目、接ぎ目、切替線の
ことで、ジャケットでいう場合、背の中央部分の縫い目、
背中心の縫い目のこと。
甲の中央部分にまっすぐ一直線に入るミシン目は、
すっきり細身に見せる効果があります。
靴甲の前部、つま先までの革のことをバンプ(爪先革)
といいますが、このバンプが開いている部分、
アイレット(鳩目穴)が付けられている、ヒモ止め部分
のことをいいます。
このスロートが外側に開いている靴をブラッチャー、
またはこの部分が競馬場のゲートに似ていることから、
ダービー(外羽根式)とよばれ、ヒモを締めることで
完全に閉じてしまうものはバルモラル(内羽根式)と
呼ばれています。
このヒモ止め靴は、ビジネススーツ向きビジネスシューズ
の原型となるオックスフォードシューズの正統的なスタイルのもの。
多くは紳士靴に使われる銀面に、石目模様などを
型押しして模様を出した牛革のこと。
銀面は、動物革の毛を取ってなめされる
真皮層のことで、英語では「グレイン」。
また、グッドイヤーウエルト製法で作られた
ヒロカワ製靴の靴ブランド・スコッチグレイン
は、本格革製のシューズとして有名です。
銀面を型押しして作られたスコッチグレインを
使用した靴は、タウン用や、ビジネススーツ向きな
靴として多くに使われています。
靴の甲部分に縫い目、切替(シーム)がなく、1枚の
革で作られたワンピースシューズのこと。
その多くは、履き口がV字型に開き、鳩目穴(アイレット)を
ヒモ止めすることで、開きがぴったりと閉じる
バルモラル型(内羽根式)の靴デザインで
作られています。
内羽根式の靴をバルモラルと呼ぶ由来は、
ビクトリア女王の夫であるアルバート公が、
スコットランドのバルモラル城で過ごす際、
好んで履いたことから。
オーダージャケットにも1枚仕立てなど春夏シーズンを
代表するシームレスな作り方があります。
19世紀頃から紳士靴に取り入れられた靴デザインの
ひとつで、履き口をヒモやストラップで止めない
スリッポンタイプの靴の脇に、ゴアと呼ばれる
ゴム製のマチ、細長い三角布などを取り付けたもの。
ロンドンの芸術家が多く住むことで有名なチェルシー地区
の住人が好んで履いたことから知られることとなった、
チェルシーブーツがこのデザイン。
サイドゴアブーツ、または単にゴアブーツともいいます。
このサイドゴア付きブーツは、着脱が楽なため、
営業職の方がビジネススーツ着用に合わせて履く
靴としても便利。
また、サイドゴアは靴のみに用いられる機能的
デザインのほか、スポーツ用やカジュアル向きな
衣服にも使われています。