シャリ味

スーツやジャケットに使われる織物の生地感のことを表現する
用語で、その触感や見た目がサラッとしており、肌にべとつかず、
涼し気に見える生地の様子を指して言うときに使われます。

夏生地の涼感をとても上手に表している言葉で、夏向きの生地は、
薄手になるため、シワになりづらいよう強撚糸を使用するなど、
強めのハリ・コシをもつために、生地表面が若干硬めに感じられるのと、
より涼しく過ごせるよう毛羽をきれいにカットした表面仕上げと
なっている生地感を上手に表しています。
「この生地は、シャリ感がある」などとよく使われます。

このシャリ味は、リネンスーツがその代表的なアイテム。
国産最高峰の服地として知名度のある御幸毛織盛夏用服地「シャリック」は、
この「シャリ味」が由来なのかも知れません^^